■南禅寺・水路閣
予約制の瑠璃光院に10:45に予約を入れているのでその前に南禅寺へジョギングがてら写真を取りに。
通訳案内士試験の勉強でやったが、南禅寺は臨済宗の京都五山・鎌倉五山の上に置かれる別格扱いの寺院。日本の全ての禅寺の中で最も高い格式を持つそうだ。
とても古くずっしりと荘厳なお寺。湯豆腐が有名なのは、水がきれいでおいしい豆腐ができるのと京都の出汁文化が理由のようだ。
南禅寺の脇を通る琵琶湖疏水の水路閣。
ホテルにもどるときに岡崎にあるCheer Up!というお気に入りのパンやさんできなこのベーグルとキャラメルナッツのパンを買う。今日の朝ごはんにするのだ。
帰って着替えをし、バスで瑠璃光院へ向かう。
瑠璃光院には行く予定ではなかったけど、きのう大原に行くバスから見えて念のため予約サイトを見てみたらたまたま今日の10:40-11:00の回に1名空きがあったので電光石火の勢いで予約を入れたのだった。
瑠璃光院のある八瀬という場所は、矢背とも記されるように壬申の乱で背中に矢傷を負った大海人皇子(天武天皇)が八瀬の釜風呂で傷を癒されて以来、平安貴族や武士たちに好まれたとのこと。
瑠璃光院の数寄屋造りの書院の2階に上がると、ああこれが…と感嘆の声をあげてしまう光景。黒い机に反射した窓の外のもみじ。
こんなに絶妙なグラデーション出すのはどんな工夫があるのかと調べたら、庭師が桂離宮、修学院離宮の庭やパリ・ユネスコ本部の日本庭園をイサム・ノグチと共に作られた佐野藤右衛門という名跡とのこと。そうでしょうそうでしょう。
何気なく見上げた額に犬養毅の名前を見て仰天する。産業立国。
瑠璃光院の脇を流れる高野川。もう少し下流の鴨川デルタで鴨川と合流する。
■鞍馬寺・由岐神社
瑠璃光院から叡山電車で鞍馬へ。鞍馬寺は駅からちょっとした登山だと聞き、ランニングに使う体力を残しておきたいのでケーブルカーでお寺の近くまでのぼる。
鞍馬寺は一風変わったおもしろいお寺。宗派は鞍馬弘教といい戦後に天台宗から独立した宗教で神代以前からの古神道や陰陽道、修験道等の山岳宗教の要素も含まれているとのこと。
鞍馬天狗に育てられた源義経が、平家との戦いで活躍するも結局は兄に疎まれ平泉で自害するという話も、ここがその鞍馬か…としみじみとする。
鞍馬寺から駅までは歩いて下りることにして火祭りで有名な由岐神社に寄る。940年朱雀天皇の詔により京都御所の北方にあたる鞍馬に御所から遷宮されたのが由岐神社。
遷宮の際、鴨川の葦で松明を作り、篝火を焚いて御遷宮の行列が行われたのが火祭りの起源とされているとのこと。大きな杉の木があった。
■北野天満宮もみじ苑・ライトアップ
北野天満宮の敷地内にある豊臣秀吉が防塁と鴨川の堤防として築いた御土居沿いのもみじ苑。350本のもみじがライトアップされていて圧巻。
入場料が1000円かかるが、受付で和菓子をいただきもみじ苑の出口手前の休憩所で温かいお茶を配っているのでしばらく座って休めてありがたかった。
寒かったので猛烈にラーメンが食べたくなり天一へ。単品はおまけでアイスコーヒーがついてきた。うれしいね!
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